2月の誕生石はアメジスト 宝石言葉、意味、由来など アクセサリー、ジュエリーなどとの相性が抜群に良い宝石には、数多くの種類がありますが、自分が生まれた月の誕生石は身につけると幸運を呼び込むと言われています。 今回は、2月の誕生石「アメジスト」の魅力や石のもつパワーをご紹介します。
和名を「紫水晶」と言うように、透き通るような紫色が特徴のアメジストは、古くから世界中で愛されてきた宝石です。高貴な紫色のため、王侯貴族など地位の高い人に好まれてきた歴史があります。また、アメジストは2月の誕生石です。2月生まれの人へのプレゼントにアメジストのジュエリーを考えている方も多いことでしょう。そこで、アメジストの歴史、種類、宝石言葉などについて詳しく見ていきます。 宝石言葉は「誠実」「高貴」「心の平和」など
アメジストは世界中で愛されてきた宝石ですが、日本でもその透き通る紫色が高貴な色として愛され、宗教行事などにもよく用いられてきた歴史があります。 キリスト教でも古くから司祭の石として大切にされてきましたし、ユダヤ教でも聖なる宝石として崇められていたほどです。水晶のなかでの評価はトップクラスのアメジストですが、ジュエリーとして用いるより、パワーストーンとして評価する声が多く、パワーストーンの愛好家など加工していない原石のまま持っている人もいます。原石のままでもお守りとしての効果があるからだそうです。
アメジストはその透き通る紫色のイメージが強くて、特別な宝石のように見えますが、分類的には水晶と同じクォーツの仲間で、そのなかで紫色のものを特にアメジストとして区別しています。ですので、成分的には透明な水晶と同じ石だということです。無色透明なのを水晶、紫色なのをアメジストと呼ぶと覚えておくとよいでしょう。 和名を紫水晶というように、きれいな紫色の水晶がアメジストで、紫の濃淡や、紫に灰色がかったものや褐色がかったものなど色合いによって種類に分けられています。紫色が深いのがスタンダードなアメジストで価値も高いです。スタンダードなものより紫色が淡いものを「ラベンダーアメジスト」と言って、さらにラベンダーアメジストのなかにも透明度の強いもの、乳白色が強いものなど種類があります。 また、クリアな緑色の「グリーンアメジスト」というのもありますが、これは「プラシオライト」という別名もあります。アメジストの人気と知名度が高いためにグリーンアメジストという呼び方がされているようです。あと、紫色と乳白色が混ざってキャンディーのようにも見える「ケープアメジスト」という変わったものもあります。これはアメジストとミルキークォーツが混ざってできた石です。模様の形が犬の歯のように見えることで「ドッグティースアメジスト」の別名もあります。
アメジストという名前はギリシア語に由来し、「酒に酔わない」という意味の「a methustos」という言葉から名付けられました。なぜアメジストがお酒に酔わないかというと、ギリシア神話でアメジスト製のグラスでお酒を飲めば悪酔いしないとされていたからです。そこから英語表記の「amethyst」となって、日本語でもアメジストと呼ばれるようになりました。 鉱物学的な意味では「アメシスト」と濁らない呼び方をされることもあります。そんな由来のあるアメジストですが、宝石言葉はお酒とは関係なく、「誠実」「高貴」「心の平和」などです。また、愛を守護する宝石とも言われ、アメジストを持つことで愛の心が芽生えて、周りの人に真実の愛を届ける力を与えてくれるという伝説もあります。 恋人を招き寄せる力があるとされる一方、高まった熱情を醒まして心を穏やかにする力もあると考えられてきた宝石です。アメジストを持つと、恋愛で感情的にならず落ち着いた判断ができるようになるということですので、恋愛成就のために身に着けるのもよいのではないでしょうか。
パワーストーン的には、アメジストには直感やインスピレーションを高める力があるとされています。ストレス解消、心の安定、癒しなどの効果があるとされるため、枕元にアメジストを置いて寝ると安眠できるそうです。 医学的な根拠はありませんが、アメジストの神秘的な紫色が何かしら心に作用するということはあるかもしれないと思わせます。また、瞑想する時に身に着けると良い宝石とも言われていますが、これもアメジストに心を安定させてストレスから解放する力があると考えられているからでしょう。
アメジストにはさまざまな意味があることがわかりましたが、2月の誕生石ですので2月生まれの方へのプレゼントに最適です。名前の由来にちなんで、お酒を飲みすぎる人や二日酔いが多い人に悪酔い防止のお守りとして贈るのもしゃれています。 ほかに、アメジストを贈るのにふさわしいのが、結婚十七周年を迎えるカップルです。結婚五十周年を金婚式、二十五周年を銀婚式というのは有名ですが、実は結婚十七周年でアメジスト婚式と言います。 また、二十歳の記念に贈る伝統もあるので、成人を迎える女性にアメジストのジュエリーを贈るのもよいでしょう。 2月の誕生石アメジストも選べる誕生石シリーズ
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2月の誕生石はアメジスト
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